わんちゃんが、急に腰を抜かした?!

 

椎間板ヘルニアかもしれません。

 

他に診られる症状として

①段差を嫌がる

②抱っこするとき、キャンと鳴く。痛がる。

③背中を触られるのを、嫌がる。

これらは、怪しいサインです。

 

また症状が進みますと、、、

①足先の返しが悪い(ナックリングといいます)。

②後肢がふらつく

③後肢に力が入らない

④アザラシのように、前足で歩く

これらの、症状が出ているなら出来るだけ早く来院してください。

 

さらに悪化すると、、、

①自力で排泄(尿便)ができない。

②足先をツネっても、痛がらない(振り向く、鳴く)。

ここまで来ると、OPEして頂いても回復が難しいです。

 

椎間板ヘルニアが疑われたら。。。

①まず、来院

②検査機関等(キャミック)でMRIを撮影して来ていただく

③手術で回復の見込みがあるなら、新鎌ヶ谷分院で手術となります。

 

手術後は、10-14日程度入院となります。

入院中は、当院スタッフがリハビリ(理学療法、水療法等)を行います。

 

※また、椎間板ヘルニアに似ている症状を示すものは、

・脊髄軟化症(治療はなく、死に至ります)

・線維軟骨塞栓症(大型犬に多い病気です)

・変性性脊髄症(コーギーに多く、長い経過をとり死に至ります)

・脊髄、脊椎の腫瘍や外傷

など、があります。