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冬の寒さ対策!犬と猫が快適に過ごすための健康管理
船橋市・鎌ヶ谷市・白井市の皆さまこんにちは。
千葉県船橋市・鎌ヶ谷市のハロー動物病院です🐶🐱
本日は犬と猫が快適に過ごすための冬の健康管理についてお話します!
寒さが厳しくなる季節、犬や猫も人と同じように体調を崩しやすくなります。特に高齢のペットや小型犬、短毛種の猫は、冷えによるトラブルに注意が必要です。ここでは、冬に起こりやすい病気と、ご家庭でできる健康管理のポイントをご紹介します。
冬に多いトラブル①:関節炎
寒さで体が冷えると、筋肉がこわばり、関節への負担が増えます。これが「関節炎(かんせつえん)」です。関節の内部に炎症が起こる病気で、痛みやこわばりが見られます。
階段の上り下りを嫌がる、散歩の途中で座り込む、立ち上がるのに時間がかかるなどのサインがあれば注意しましょう。
室内ではフローリングが滑りやすく、関節への負担が大きくなります。カーペットや滑り止めマットを敷いて、足腰を守ってあげましょう。暖かいベッドを設置して、冷気が直接当たらないようにするのも効果的です。
冬に多いトラブル②:低体温症
気温の低下や濡れた体を放置することで、体温が下がりすぎる「低体温症」も見逃せません。
体温が35℃以下になると、震えや動きの鈍さ、意識の低下などが見られ、重度になると命に関わる危険があります。特に子犬や子猫、高齢動物は体温調整が苦手なので注意が必要です。
冷えを防ぐには、エアコンや床暖房を活用し、温度差を少なく保つことがポイントです。夜間や留守中も、部屋全体が10〜20℃を下回らないよう工夫しましょう。
自宅でできる冬のケア
- 寝床の工夫:床に直置きせず、毛布や断熱マットを敷いて地面からの冷気を遮断しましょう。
- 体の清潔と乾燥ケア:濡れた被毛はすぐに乾かし、静電気による皮膚トラブルを防ぐために保湿スプレーやブラッシングを。
- 適度な運動:寒いからといって運動不足になると、筋肉量が減り、関節を支える力が弱まります。短時間でも、日差しのある時間帯に軽く体を動かすことが大切です。
- 食事と水分補給:冬は水を飲む量が減りがちです。ドライフードに少しお湯を加えてぬるめの温度にするなど、飲水量を確保する工夫をしましょう。
まとめ
寒い冬を快適に乗り越えるためには、「冷やさない・動かす・うるおす」の3つがポイントです。
ちょっとした行動の変化も、病気のサインであることがあります。いつもと違う様子に気づいたら、早めに当院までご相談ください!