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犬の子宮蓄膿症の症状・検査・治療法・予防法について|獣医師が解説 千葉県船橋市・鎌ヶ谷市のハロー動物病院

船橋市・鎌ヶ谷市・白井市の皆さまこんにちは。

千葉県船橋市・鎌ヶ谷市のハロー動物病院です。

今回は『子宮蓄膿症』について解説いたします。

 

『子宮蓄膿症』とは

子宮内膜が腫れ、子宮に膿がたまる病気です。糞便中の大腸菌などが陰部から侵入し、細菌感染 を起こして子宮内で増殖することで膿が溜まります。避妊手術を受けていない犬が罹る病気で、特 に中高齢の出産経験のない犬や、最後に子供を産んでから長く時間が経っている犬に起こりやすいと言われています。また、発症にはエストロジェン、プロジェステロンといった女性ホルモンが 関与しているとされ、時期としては発情期(生理)が終わって2ヶ月後以内に発症することが多 いです。

 

◆症状
症状としては

元気・食欲の低下、発熱、嘔吐、飲水量や尿量の増加、お腹の張り、陰部の腫れなどが挙げられます。 子宮頸管が開いている場合(解放型)は陰部からクリーム色~あずき色の膿が出ることもありま す。逆に、子宮頸管が閉じている場合(閉鎖型)、膿は排出されず、子宮の中でどんどん膿が溜 まっていくため重篤になりやすい傾向にあります。 経過は様々ですが、急性では1週間で重篤となり、迅速な治療が必要となります。治療が遅れ、 病状が進行すると感染した細菌により敗血症やショック症状を引き起こしたり、大量に溜まった 膿で子宮が破裂してしまうこともあり、最悪死亡することもあります。

 

◆検査
検査方法は、

レントゲン、超音波検査などの画像検査で、膿で満たされた子宮を確認します。陰部からの分泌物 がある場合は、顕微鏡を用いてそちらの検査も行います。また、血液検査で全身状態を把握します。

 

◆治療法
治療法としては、

基本的には外科手術で膿の溜まった子宮と卵巣を摘出します。その後の繁殖はできなくなってしまいますが、もっとも確実な方法です。 なんらかの理由で外科手術が適応とならない場合は内科的に治療されることもあります。内容と しては抗菌剤の投与や抗プロジェステロンレセプター製剤です。しかし、内科的に治療した場合、 繁殖を期待できるというメリットの反面、再び子宮蓄膿症になる例が多いというデメリットもあるため、あまり望ましいとは言えません。

◆予防法

避妊手術により子宮と卵巣を摘出することで予防できます。内容としては健康なうちに受ける避 妊手術も、子宮蓄膿症になってからする手術も同じですが、身体への負担やリスクは大きく異な ります。高齢になってから受ける手術では他の基礎疾患を持っていることも多いですし、若くて健 康なうちに避妊手術を受ける方が愛犬にとっても負担が少なく済みます。また、避妊していない犬 で罹りやすい病気として乳腺腫瘍も挙げられますが、初回発情前に避妊手術を行うことで乳腺腫 瘍の発生率を大きく減らせることも分かっています。そういった面でも、若いうちの避妊手術を 考えてみてはいかがでしょうか。