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犬猫のてんかんの症状・原因・検査・治療法について|獣医師が解説 千葉県船橋市・鎌ヶ谷市のハロー動物病院

船橋市・鎌ヶ谷市・白井市の皆さまこんにちは。

千葉県船橋市・鎌ヶ谷市のハロー動物病院です。

今回は犬猫のてんかんについて解説いたします。

 

犬猫の『てんかん』とは、

簡単に言うと『脳自体に原因があり、不定期的に発作が繰り返し起こる病気』です。

 

◆原因

脳以外が原因で発作が起こるものは、てんかんではなく『反応性発作もしくは誘発性発作』と呼ばれます。例えば低血糖、肝臓病(高アンモニア血症)、腎臓病(高窒素血症)、低酸素血症、低カルシウム血症などが原因で起こります。

 

てんかんは、脳自体が原因で発作が起こりますが、脳に病気などの異常が見つからないタイプ『特発性てんかん』と、脳に病気があるタイプ『構造的てんかん』の2つに分類されます。

また、金属音や光、病院にいくなど何かが引き金で起こってしまう『反射性発作』などもあります。

 

てんかんは残念ながら治る病気ではありません。

 

 

『特発性てんかん』は、

遺伝的要因(猫の遺伝性てんかんは、まだ発見されていない)や原因が特定できない(多くの犬や半数の猫が該当)タイプがあります。また発症年齢は、1~5歳に多い傾向があります。

『構造的てんかん』は、

脳に異常があって起こるもの、脳炎・脳腫瘍・脳梗塞・脳出血・ラフォラ病・ライソゾーム病・外傷などが原因となります。また発症年齢は、1歳未満か6歳以上に多い傾向があります。

 

 

◆症状

主な症状は、

全身がけいれん(通常1-2分で終わる)し、意識なく四肢を突っ張ったり、バタつかせたり、失禁や脱糞をしてしまう『全般発作』と体の一部分のみがピクピクしたり突っ張ったり(意識はあったりなかったり)してしまう『焦点性発作』があります。

 

 

◆検査

検査方法は、

まず、脳以外で起こる病気を除外します。それは血液スクリーニング検査(血液生化学検査、甲状腺検査等)や尿検査、必要に応じて心電図検査、超音波検査、レントゲン検査等を院内で実施することでわかります。

脳が原因の可能性があれば、必要であれば飼主様とご相談の上MRI検査、脳脊髄液検査、脳波計などを検査できる施設にいっていただきます。

 

 

◆治療法

治療は、

てんかんのタイプにより多少異なります。

脳に異常がない『特発性てんかん』の場合は、抗てんかん薬の内服治療となります。こちらは、6か月以内に2回以上のてんかんがある場合やてんかんの症状が重い場合に始めます。

脳に原因がある『構造的てんかん』の場合は、可能であれば発作を引き起こす原因を治療となります。こちらは、放射線療法・開頭術・抗がん剤などです。しかしながら、これらの治療が出来ない場合も、実際の所多いです。その場合は、内服等で緩和治療をしていきます。

 

てんかんの内服薬は、

日本では、犬の治療はゾニサミドです。猫ではフェノバルビタールがファーストラインの主な内服薬となります。こちらでうまくコントロールされない場合は、ガバペンチンやプレガバリン、ゾニサミド、臭化カリウムなどがセカンドラインの主な内服薬です。

 

てんかんに効果あるフードは、

脳の栄養源となるケトン食が、発作の回数や症状を緩和させるというエビデンスがあります。当院にて取り扱いがありますので、ご相談ください。

 

自宅でできる急な発作(群発発作や重積時)の対応は、

ネイザルを用いたミタゾラムの鼻腔内噴霧が有効とされます。

 

 

最後に、

てんかんは基本的に治すことができない病気ですが、内服薬等で発作の回数を減らしたり、発作を軽くさせたり、ペットの人生が幸福に過ごせます。コントロールが難しいてんかんは、当院にご相談ください。