BLOG
犬の歯周病の症状・原因・検査・治療法について|獣医師が解説 千葉県船橋市・鎌ヶ谷市のハロー動物病院
船橋市・鎌ヶ谷市・白井市の皆さまこんにちは。
千葉県船橋市・鎌ヶ谷市のハロー動物病院です。
今回は歯周病について解説いたします。
◆『犬の歯周病』とは…
歯肉炎と歯周炎の総称を歯周病と言っています。
歯肉炎は、歯肉までの感染症、歯周病は歯根部に至るまでの感染症で
歯を支える骨や周囲の組織が腐る病気です。
歯肉炎は歯のクリーニングと歯磨きで治りますが、歯周炎は歯石除去や抜歯、
壊死組織の除去を行わないと回復しません。
歯周炎の発生率は、3歳以上 85%
7歳以上 ほぼ100% と言われています。
問題は口だけに限定されず、その細菌自体や毒素が心臓、肝臓、腎臓などの
組織に広がることがあり、事実口腔内の細菌が心臓や肝臓から検出されてい
ます。
———————————————————————
◆症状
主な症状:まずは口臭です。
次に口を触られるのを嫌がるようになってきます。
食事の食べ方が遅くなったり、硬いい物を食べなくなったり、食欲不振
になります。(食べたいのに、食べない。)
よだれを垂らす子もいます。
———————————————————————
◆原因
原因:様々な歯周病菌によります。
———————————————————————
◆検査
検査:無麻酔-試薬とブラックライトによる歯垢検査
麻酔下-①歯周プローブ検査(歯周ポケットの存在と深さを見ます)。
-②歯のレントゲン検査。
①・②の検査は必須ですが、麻酔下での検査になりますので、
血液検査・胸部Ⅹ線検査が追加されます。
———————————————————————
◆治療法
治療:歯石除去、抜歯、歯根部周囲組織の洗浄が主な治療になります。
術後抗生剤や、鎮痛剤の服用をしていただきますが、その後の
ホームケアがとても重要です。
また、歯ブラシ等のホームケアが出来ない方は、サプリメント
等の別のもので対処し、半年に1回の検診、年1回の歯の治療をご
検討下さい。
———————————————————————
ご自宅でのデンタルケアQ&A
①Q.歯の上をガーゼで拭いていればいいの?
A.歯周ポケットの中の歯垢を除去できるのはブラッシングだけです。
若い内からブラシをするようにしましょう。
②Q.無麻酔での歯石除去が良い?
A.歯周病の治療は、無麻酔ではできません。歯周病は進行します。
③Q.歯を抜いたら食べられない?
A.歯がなくても食べられます、痛みが無くなるので快適になります。
④Q.デンタルグッズを与えていれば、歯磨きは必要ない?
A.歯磨きは必要です。悪い物もあるので気を付けないといけません。
⑤Q.歯ブラシはどんなのがいいの?
A.大きさが適正で、きちんとした機能の備わったものがいいです。
⑥Q.歯磨きペーストは使った方がいいの?
A.使った方がいいですが、きちんと効果の認められたものを使用しましょう。
人用のものはダメです。
⑦Q.歯に良いフードやガムはある?
A.ありますが、付属的なものです。
⑧Q.骨やひずめなどの硬い物をあげてもいい?
A.ハサミで切れないものは、歯が折れてします。
⑨Q.歯が折れても痛がらなければ大丈夫?
A.歯髄が化膿し酷くしてしまいます。
⑩Q.眼の下が腫れてきたけれど皮膚病?
A.歯周炎の可能性があります。
⑪Q.乳歯は放っておけば抜ける?
A.抜けない場合があります、6か月経過して抜けない場合は抜きましょう。
この時期すぎると、永久歯は正常な位置に移動しません。
⑫Q.虫歯ってあるの?
A.犬にはありますが、極稀です(2000頭に1頭ぐらいの発生率)。
猫にはありません。
★ 基本はお家でのケアです。