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犬のメラノーマの症状・原因・検査・治療法について|獣医師が解説 千葉県船橋市・鎌ヶ谷市のハロー動物病院
船橋市・鎌ヶ谷市・白井市の皆さまこんにちは。
千葉県船橋市・鎌ヶ谷市のハロー動物病院です。
今回はメラノーマについて解説いたします。
◆『犬のメラノーマ』とは…
メラノーマとは、(別名:黒色腫という)腫瘍でできる部位によって悪性度
の高い腫瘍(悪性腫瘍)や悪性度のない腫瘍(良性腫瘍)に分かれます。
口腔(歯肉・口唇・舌・顎・扁桃腺)の腫瘍、粘膜と皮膚の境界部、及び爪床から発生した腫瘍は一般的に悪性です。
皮膚にできたものや眼球内にできたメラノーマは良性腫瘍の場合が多いようですが、悪性の場合もあるのできちんと調べてもらった方がいいです。
★正確には、良性腫瘍はメラノサイトーマと呼ばれます。
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◆症状
主な症状:
口腔内の腫瘍は、痛みがないため発見し難く、悪性腫瘍であること多いです。
黒色腫と言っても必ずしも黒い出来物とは限りません、粘膜の色と同じピンク色の出来物(無色素性黒色腫)も30%はあります。
ある程度の大きさになると、食べ難そうにしたり、涎を垂らしたり、口臭がきつくなったり、口から出血したりします。
皮膚、爪床、眼の腫瘍は特に症状は無く、飼主さんが見て分ると思い ます。
- 発生して から急成長しているものは、悪性の可能性がありますので、早く病院で診てもらって下さい。
- メラノーマは、肺に転移しやすい腫瘍で、肺転移した場合完治はほぼ不可能です。
ですから、その前に早期発見早期治療が大切です、その点をよくお考え下さい。
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◆原因
原因:慢性的な刺激と言われますが、免疫力の低下が大きな要因です。
動物にストレス(精神的なものや身体的なもの)を長期にわたって与え続けることは、
免疫力の低下に繋がります。これは人も同じですね。
メラニン色素を産生するメラニン細胞由来の腫瘍です。
◆検査
検査:①視診
②細胞診
③腫瘍そのものを切除して病理組織学的検査、周囲のリンパ節も切除し病理組織検査をします(口腔内メラノーマの場合)
④胸部のX線検査。
⑤血液検査
⑥CT検査を実施することもあります。
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◆治療
治療:
その部分の腫瘍摘出術が基本です、口腔内の摘出術は、広範囲に切除します
(骨も同時に切除する場合もあり、この場合、顔が変形することがあります。)。
放射線治療も必要に応じて行います(大学病院)、毎回麻酔が必要となります。
抗癌剤はあまり効かない様です。
免疫学的治療もありますが、日本ではまだ一般的ではありません。