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2025.07.07
スタッフのつぶやき
犬の社会化について
船橋市・鎌ヶ谷市・白井市の皆さまこんにちは。
千葉県船橋市・鎌ヶ谷市のハロー動物病院です🐶🐱
犬の社会化とは
犬の「社会化」とは、人間社会で安心して暮らすために、さまざまな刺激や環境に慣れる経験を積むことを指します。
この社会化は、主に生後3週齢〜14週齢の「社会化期」と呼ばれる時期に最も効果的に進みます。この時期に人、犬、物音、乗り物、動物病院、掃除機などの日常的な刺激に触れることで、犬はそれらに慣れ、ストレスを感じにくくなります。
社会化は子犬だけでなく、成犬にも重要です。子犬期を過ぎていても、段階を踏んで丁寧に経験を積むことで、社会化の促進は可能です。
社会化不足で起こり得る症状
社会化が不十分な犬は、見知らぬ人や他の犬、物音、環境の変化に対して過敏に反応しがちです。以下のような症状が見られることがあります:
- 来客や子どもに対して吠える、怯える
- 散歩中に他の犬と会うと過度に興奮する・威嚇する
- 音(雷、花火、掃除機など)に極端に怯える
- 動物病院でパニックになる
- 抱っこや触られることを嫌がる
これらの行動は、犬にとっても飼い主にとっても大きなストレスとなり、問題行動へと発展する可能性があります。
社会化の予防と対策は
社会化のカギは「楽しく・安心して・少しずつ慣らす」ことです。以下のポイントを参考にしてみてください:
- 無理をせず、段階的に:最初から強い刺激を与えすぎると逆効果です。犬の反応を見ながら距離や時間を調整しましょう。
- ご褒美を使って肯定的な経験に:おやつや声かけで「いいことが起きた」と感じさせましょう。
- さまざまな環境に連れ出す:静かな公園、交差点、人混み、動物病院など、生活の中で無理のない範囲で新しい経験を積ませましょう。
- 他の犬や人との交流:ワクチン接種後は、信頼できる犬や人との触れ合いも有効です。
社会化は一度で完了するものではありません。「生涯を通じて経験を積み続けること」が大切です。
日常生活で困った行動は、早目の対処が大切です。
しつけでお悩みの方は、症状が進む前に是非当院に一度ご相談ください!