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SFTSという病気を聞いたことがあるでしょうか?
船橋市・鎌ヶ谷市・白井市の皆さまこんにちは。
千葉県船橋市・鎌ヶ谷市のハロー動物病院です🐶🐱
だんだん暖かくなってきて、春らしい季節になってきました。
暖かくなってくると、問題になってくるのがノミやダニなどの寄生虫です。
その中でも、最も恐ろしい病気である重症熱性血小板減少症候群(以下略:SFTS)という病気について、今回はお話しします。
みなさん、SFTSという病気を聞いたことがあるでしょうか?
SFTSとはマダニが媒介する感染症です。イヌ、ネコだけではなく人も感染する病気で、ペットから人への感染も報告されています。感染すると、発熱、元気食欲低下、吐き気や下痢など様々な症状が出ますが、人では有効な治療や薬剤はなく致死率は30%程度と言われている恐ろしい病気です。
イヌやネコでも、治療法は確立しておらずネコでは致死率は60%と言われています。
日本では2013年に初めて山口県で人への感染を報告されましたが、一昨年あたり関東地方では千葉県で初めてSFTSの人への感染が確認され身近になりつつある病気です。
SFTSの予防方法はペットの予防薬の使用です。
予防薬は食べるおやつタイプのものや液体のつけるタイプのものもあるため、薬が飲めない子でも安心して予防することが可能です。
予防薬は市販でも売られていますが予防効果は100%ではなく、病院で買うことのできる動物用医薬品の方が効果が高いためなるべく病院で購入することをお勧めします。
持病によっては使えない薬剤もあるため、一度動物病院で確認することをおすすめしております。
これから予防のシーズンが始まります。
皆さんも、しっかりと予防することでペットだけではなく自分たちも守るようにしていきましょう。
何かご不明な点がございましたら、いつでもお気軽に当院にご連絡ください📞